アルバイトで社会保険に加入したくない場合はどうすればいい?
安定が好まれる現代社会では、アルバイトやパートでも社会保険に加入したいという人はとても多いです。
しかし、一方で、社会保険に加入したくないと考える人もいます。あなたもそうかもしれませんね。
「手取りが減るのがイヤ」
「親の扶養に入っている」
「夫の扶養に入っている」
などが理由として挙げられます。
はたして、パートやバイトで社会保険に加入しない方法というのはあるのでしょうか?
社会保険はいくらくらいかかる?
社会保険は、主に健康保険(介護保険)、厚生年金、雇用保険、労災保険を指しますが、一般的には、この中でも健康保険(介護保険)と厚生年金を指すことが多いです。
なぜかというと、保険料の負担が大きいからなんですね。
実際に社会保険に加入すると、どのくらいの金額を負担しなければならないかというと、たとえば以下の例の場合だと、
東京都勤務25歳男性、月額16万円
健康保険料:15,936円(本人負担:7,968円)
厚生年金保険料:28,525円(本人負担:14,262円)
となります。(あくまで目安です)
社会保険料は、会社との折半になるのが大きな利点ですね。
社会保険の加入条件は?
正社員なら必ず加入するイメージのある社会保険、パートやアルバイトなら未加入でもいいのでは? という考えは残念ながら通用しません。
どの会社も、1ヶ月の労働日数や労働時間が正社員の3/4以上であれば、バイト・パートでも社会保険への加入が義務づけられています。
雇用形態に関係なく、条件を満たしていれば強制加入になるわけなんですね。
裏を返せば、3/4を超えなければ、社会保険に加入することはできないということになります。
社会保険に加入したくない場合は?
社会保険の加入要件を満たしているけど、加入したくない場合は、会社との相談になります。
実際のところ、3/4を超えれば強制加入とは言っても、保険料の半分を会社側が負担することになるので、会社とすればできれば払いたくないというのが本音ではないでしょうか。
現実問題として、パートやアルバイトには社会保険に加入させないという、ブラックなところも多いですよね。
そのため、扶養に入っているなどの理由で加入すると損をするような場合、会社に相談することで加入を免れることができるかもしれません。
まとめ
- 社会保険に入りたくない場合は、1ヶ月の労働時間や労働日数が正社員の3/4を超えないようにする。
- 超えてしまっている場合は会社に相談する。
- どうしても加入しなければならない時は、他のアルバイトを探す。
ということになりますね。
ただ、社会保険は会社側が半分負担してくれて、将来にも備えることができるとてもお得な制度です。扶養に入っているなど特別な事情がない限りは、加入することをおすすめします。
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